路線便とは?宅配便、チャーター便との違いは?混乱しない様に解説!

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荷物を運ぶにあたって、路線便、宅配便、チャーター便という言葉を聞いた事があると思いますが、特に路線便と宅配の違いがよく分からなくて混乱しているという方は多いでしょう。

分からなくて悩んでいる様子

本記事では現役トラックドライバーである私が、路線便、宅配便、チャーター便の意味を分かりやすく解説しますので参考にして下さい。

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路線便とは?

路線便とは、配送センター等の拠点から拠点へ配送する事です。

配送センター

路線便の補足として
  • 基本的には大型トラックを使用する
  • 拠点から拠点への配送はルートが決まっていて定期的に運行する
    幹線輸送
  • 1台のトラックに複数の荷主の荷物をまとめて運ぶ
    混載便

※路線便は、幹線輸送や混載便とも呼ばれます

まずは上で説明した路線便の意味を正しく理解して下さい。実を言うと路線便はもう少し違った意味でも使われる事があります。
※違った意味の使われ方は後述します

路線便は、自社で請けた仕事は、基本的には自社で保有する拠点に自社のトラックや傭車(ようしゃ)のトラックで輸送しますが、会社によっては得意不得意エリアがあるので、自社で請けた仕事であっても他社の路線便を利用する場合もあります。
傭車(ようしゃ)の意味がよく分からないという方は下の記事をお読み下さい。
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路線便と宅配便の関係

特に路線便と宅配便を混同している方も多いと思うので路線便と宅配便の関係について解説します。

結論として、宅配便で送り主と届け先の距離が遠い場合は路線便を利用しています。つまり路線便は宅配便にも含まれている配送方法でもあるという事です。

宅配便は送り主から届け先までの距離が遠い場合、大体は以下の様な流れで荷物が運ばれています。

宅配便の流れ

荷物の動き

  1. 送り主
  2. 送り主に近い営業所(集荷、持ち込み等から)
  3. 送り先に近い配送センター(ベース)
  4. 届け先に近い配送センター
  5. 届け先に近い営業所
  6. 配達トラック
  7. 届け先

上の流れで言うと、3→4の部分が路線便です。

よくヤマト運輸や佐川急便の大型トラックが高速道路を走っていたり、配送センターに出入りするところを見かけた事があると思いますが、それらはほぼ路線便のトラックだと思ってよいでしょう。

ちなみに、2→3と4→5の配送は横持ちと呼びます。

横持ちの意味について詳しく知りたい方は下の記事をお読み下さい。
宅配便と宅急便の違いについて知りたい方は下の記事をお読み下さい。
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路線便の違った意味の使われ方として(路線便と宅配便の違い)

話がややこしくなるのはここからです。

ここでは路線便の違った意味の使われ方について解説します。

路線便と宅配便の意味が混乱している方が多いのは、路線便が最初に説明した意味と少し違った場合に使われる事があるからでしょう。

まず宅配便について解説すると、宅配便とは、比較的小さな物を送り主から届け先まで届けるサービスです。ここで注目すべき点は運べる物の大きさと重量に上限があるという事です。

宅配便

目安として大きさは1人で運べる位の大きさまでで、重さは30kg位までとされています。
※運送会社によって違いあり

ところが企業の場合は更に大きな物や思い物を運ばなければならない事が多々あります。

宅配便で運べない様な荷物を運ぶ配送サービスを路線便と呼ばれる事があります。

この意味で使われている路線便の利用者は、ほぼ企業(BtoB)なので企業間配送と呼ばれる場合もあります。路線便は企業間配送の意味で使われる場合があるので混乱を招いているのでしょう。

本記事では混乱を防ぐ為、宅配便で運べない様な大きい物、重い物を運ぶ配送サービスを以下、路線便(企業間配送)と表現させて頂きます。

路線便(企業間配送)で送り主と届け先の距離が遠い場合は、もちろん最初に説明した路線便(幹線輸送)を利用しています。

路線便(企業間配送)と宅配便の違い表でまとめたので参考にして下さい。

【路線便(企業間配送)宅配便の違い】

路線便(企業間配送)宅配便
利用者ほぼ企業⇒企業個人⇒個人
個人⇒企業
企業⇒個人
企業⇒企業
運べる物の大きさ・重さ運送会社によってかなり差がある・縦・横・高さの合計が200cm以内
・30kg以内
※運送会社によって差がある
得意とする大手運送会社・西濃運輸
・日本通運
・福山通運
・鴻池運輸
・ヤマト運輸
・佐川急便
・日本郵便

路線便(企業間配送)のメリット・デメリットは以下の通りです。

路線便(企業間配送)のメリット・デメリット

メリット

  • 混載便の為、運賃を抑えられる
  • 少量でも運んでもらえる

デメリット

  • 混載便なので荷物の破損リスクが高くなる
  • 時間指定が難しい場合がある
  • 届くまで時間がかかる場合がある

つまり路線便(企業間配送)で運ぶ場合は、物量があまり多くなく、物損リスクがあまりない様な荷物を届ける時に適しています。

デリケートな物を運ぶには向いていません。

トラックドライバーになりたいと思っていて、大手運送会社か中小運送会社のどちらにしようか迷っている方は下の記事をお読み下さい。

チャーター便とは

混載便では不向きな荷物を運ぶならチャーター便が向いています。

チャーター便とは、トラックを貸し切って運んでもらう事です。

チャーター便の特徴
  • 時間指定が可能(集荷、納品)
  • 無駄な動きが無い為、路線便(企業間配送)よりも早く届く
  • 物損リスクが混載便よりも低い

トラックを貸し切るので基本的には路線便(企業間配送)よりも運賃は高くなりますが、物量がトラックの満載に近い状態であればそれ程割高ではありません。

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まとめ

では最後に路線便、宅配便、路線便(企業間配送)、チャーター便について一目で分かる様に簡単にまとめます。

まとめ

路線便
⇒拠点から拠点への配送

宅配便
⇒小さな物を運ぶ配送

路線便(企業間配送)
⇒宅配便で運べない大きめの物、重い物を運ぶ配送

チャーター便
⇒トラックを貸し切りで利用する配送

おそらくこれで、それぞれの意味を理解しスッキリしたでしょう!

筆者からのメッセージ

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

当ブログでは主にトラックドライバーに転職を考えている方にとって役立つ情報を週に1回のペースで発信しています。

新着記事をお読みになりたい方は「天職活動どっとわーく」で検索、または下のリンクをブックマーク(お気に入り登録)して定期的に当ブログにお越し下さい!

この記事を書いた人
とも

・現職:4tトラックドライバー
・コミュ症気味
・転職回数15回
・勤務先の会社が倒産した経験有り
・派遣切りされた経験有り
・個人事業主の経験有り

保有資格
・旧普通免許 中型:8tに限る
・フォークリフト運転技能講習修了証
・教員免許
・一級建築板金技能士
・損害保険登録鑑定人

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