本記事では物流用語としてよく使われる「横持ち」について解説します。
おそらく上記の内容だけではよく意味が分からないでしょう。
これから現役トラックドライバーである私が、実際に請けた事がある横持ちの仕事を具体例を挙げながら解説します。
横持ち:決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する
ではまず横持ちの「決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する」タイプについて解説します。
私が請けた事のある仕事内容を紹介します。
要するに大手運送会社と機器メーカーが契約をしていて、機器メーカーが出荷する物、または入荷する物を定期的に大手運送会社と行き来して配送する仕事です。
荷物を運ぶ時にはロールボックスやパレットを使用するので、まずは大手運送会社に空ロールボックスや空パレットを積む事からスタートしています。
横持ちの「決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する」タイプは、工場やメーカー等でよく利用されています。
横持ち:決まった拠点内で臨機応変に対応する
次に横持ちの「決まった拠点内で臨機応変に対応する」タイプについて解説します。
実際に私が請けた例は、大手宅配会社の仕事です。
宅配便での横持ちを理解する為には、まず宅配便の流れを知る必要があります。
つまり宅配便での横持ちと呼ばれる仕事は、営業所(小さな建物)と配送センター(大きな建物)の間を行き来して配送する仕事です。
営業所はたくさんあるので、大体は担当する営業所が決められています。
荷物の量は、日や時期によって違ってくるので1回の配送で複数の営業所の荷物を積める事もあれば、1ヵ所だけで一杯になってしまう事もあり、決められた時間に決められた回数の配送を行うのは難しく、臨機応変に対応する事が多くなります。
縦持ちとは?
横持ちには、「横」という言葉が使用されているので、対異語となる「縦」という言葉が使われた「縦持ち」という言葉もあります。
最後になりますが、縦持ちについても解説します。
縦持ちとは同建物内で荷物を移動させる事です。
イメージしづらいと思うので縦持ちの例を挙げます。
つまり横持ちは異なる建物への荷物の配送で、縦持ちは同建物内での荷物の配送です。
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