本記事はトラックドライバーに転職あるいは就職を考えているけどルート配送にしようかどうか迷っている方に向けた内容です。
ルート配送はトラックドライバーの仕事でも人によって合う合わないの差が激しいと言えます。
一番の決め手となるのが性格でしょう。
先に結論を言いますと「飽きっぽい性格ならルート配送はやめとけ(やめた方がいい)」となります。
ちなみに私もトラックドライバーですが、飽きっぽい性格なのでルート配送は合いません。
普段行っている仕事が休みになった時に何回かルート配送の仕事を行ったり同乗した事がありますが、たまに行う分なら良いですが毎日なら自分には無理だと思っています。
ルート配送とは一般的には以下の様なトラックドライバーの仕事です。
本記事ではルート配送の仕事が自分に合うかどうかを判断して頂く為の内容をまとめてあります。
ルート配送の仕事が自分に合うかどうか判断したい方は参考にして下さい。
「ルート配送はやめとけ」と言われる理由
「飽きっぽい性格ならルート配送はやめとけ」という理由は以下の通りです。
逆に上記の内容を見て「むしろそういう仕事の方が良い」と感じた方ならルート配送がおすすめです。
個々について説明していきます。
運ぶ物が大体決まっている
ルート配送の場合は運ぶ物が分類としてある程度は決まっています。例えば食品なら食品のみ、衣類なら衣類のみという感じで。
荷物の量は日によって異なりますが、要するに毎日積む物があまり変わらないという事です。
トラックドライバーの仕事は運ぶ物によって積み方、固定の仕方、降ろし方が随分と違ってきますが、ルート配送の仕事だと積み降ろしがパターン化されているので「色々な物を運んで色々と経験したい」と考えている人にはおすすめ出来ません。
コースが大体決まっている
ルート配送の仕事は毎日ほぼ同じような道を走る様な感じになり、また配送先が大体決まっています。
つまり「トラックドライバーになるんだったら色々な所に行きたい」と考えている人はルート配送はやめた方がいいです。
また同じ配送先に何回も行く事になりますので、もし配送先の人と相性が悪ければストレスを感じる様になるでしょう。
あとルート配送によくある話ですが、配送先でやらかしてしまう(荷物を倒す、荷物を破損させる、荷物を運んでいる時に配送先のお客様とぶつかってしまう等)と担当から外されてしまう事もあります。
ルート配送は、とにかく同じ人と何回も顔を合わせる事が多いのでトラックドライバーの仕事の中では人間関係が割と付きまとう部類に入ります。
なので「人とあまり関わりたくないからトラックドライバーになりたい」と考えている方ならルート配送はやめた方がいいでしょう。
出社時間、退社時間、拘束時間が大体決まっている
ルート配送の仕事は出社時間、退社時間、拘束時間が大体固定されています。
なので同じ時間帯で仕事をし続けるのは飽きるという方にはおすすめ出来ません。
また「早く仕事が終わった時は早く帰りたい」と考えている人もやめた方がいいでしょう。
ルート配送は積み込み時間が決められている事が多く、例えば一回戦の仕事が早く終わっても二回戦の積み込みが結局待たなければならないという事がよくあります。
なので自分の段取りで次第で早く仕事を終わらせたいと考えている方はやめた方がいいです。
走行距離が短め
トラックドライバーの仕事はもちろん例外はありますが基本的に、走行距離が長ければ納品件数が少なく、走行距離が短ければ納品件数が多くなる傾向があります。
ルート配送は後者に当てはまる事が多いです。
つまり1日の仕事の中で荷物の積み降ろし時間が割と占める傾向があります。なので「積み降ろし時間が多いと飽きる」と感じる人はやめた方がいいです。
なので「トラックに乗るんだったらなるべく距離を走りたい」と考えている方にはあまり向いていません。
ルート配送のメリット
ルート配送ならではのメリットもあるので挙げていきます。
ちなみに私が主に行っている仕事はルート配送ではなく某大手運送会社の受託業務(※以下「大手受託業務」と呼ばせて頂きます)ですが、仕事内容が日替わりになる事が多くルート配送とは逆の特性が結構あります。
大手受託業務を行っているからこそよく分かるルート配送のメリットは以下の通りです。
個々について私が行っている大手受託業務と比較しながら説明します。
仕事量が安定している
ルート配送は定期便とも呼ばれていて、定期と言う言葉が付くだけあって仕事量が安定しています。
どういう事かと言うと一般的に運送業(物流業)はお盆明けや年明けが閑散期となり仕事量が減ってしまってドライバーの稼ぎが少なくなってしまう可能性があります。
実際に私が行っている大手受託業務にも閑散期があるので突然休みになる事も少なくありません。他の仕事も掛け持って何とか稼ぎを穴埋めしている形です。
ルート配送の仕事は一日当たりの仕事量に波がありますが、仕事が暇になったから急に休みになるという事はあまりありません。
なのでルート配送の仕事は収入面でもある程度は安定感があります。
帰りの時間が大体読める
先述しましたが、ルート配送は仕事がスムーズにいっても早く帰れる事はあまりありませんが、帰りの時間が割と安定しています。
つまり仕事が終わった後に予定を立てやすくなります。
ちなみに私が行っている大手受託業務は帰りの時間が読めない時が結構あります。なので仕事の後に予定を組む事はあまりせずに休日と分かっている時だけに予定を組む様にしています。
仕事を覚えてしまえば困る事があまり無い
ルート配送はシンプルな仕事から決め事が多くて覚えるのが大変な仕事までありますが、仮に覚えるのが大変な仕事であったとしても、覚えてしまえば基本的に毎日同じ様な仕事を行うので分からなくて困る事はあまりありません。
また道もほぼ同じコースを走る様になるのでカーナビを使用しない人も結構います。
ちなみに私が行っている大手受託業務では行く場所がほぼ毎回変わるのでカーナビは必需品ですし、納品先で困る事はしょっちゅうあります。
特に困る事が多いのが広い物流センターや広い店舗の場合です。
そもそもどこから入ってよいのか分からない、どこにトラックを停めてよいのか分からない、どうやって納品したらよいのか分からない、とこんな感じで分からない事だらけなので、初めて行く納品先の場合は毎回聞く事から始めています。
ルート配送の仕事は覚えてしまえばあとは割と楽です。
ルート配送の仕事例
ルート配送に興味を持った方に対して仕事例を紹介します。
あくまでも一部の例であってルート配送の種類はまだまだたくさんありますが、自分に合いそうな仕事を選びましょう。
特に上記のポイントに注目して比較する事をおすすめします。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
本記事を読んで頂いてルート配送の方が自分に合っていると感じた方は、たくさんの種類があるので仕事内容、給料、労働時間等のポイントを抑えて比較しましょう。
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