本記事はこれからルート配送の仕事に就こうかどうか考えている方に向けた内容です。
ルート配送には「きつい」と感じる仕事から「楽すぎ」と感じる仕事まで様々ありますが、当然の事ながら楽で給料も悪くない仕事を選びたいと思う方は多いでしょう。
本記事では現役トラックドライバーである私が、楽であり給料もそこそこ良いルート配送を選ぶ為のポイントを紹介します。
これからルート配送の仕事を始めようとしている方は参考にして下さい。
「楽すぎ」だと感じるルート配送の特徴
ルート配送の仕事で「楽すぎ」だと感じる仕事は以下の特徴です。
「こんな楽な仕事があるの?」と思った方が多いとは思いますがあります。
上記の条件が揃いやすいルート配送は、4tトラックを使用したスーパーやチェーン店の配送です。
次に詳しく説明します。
楽なルート配送はスーパーやチェーン店の店舗配送
私の個人的な考えではありますが、楽であり給料もまあまあ良くておすすめのルート配送はスーパーやチェーン店の店舗配送です。
スーパーやチェーン店のルート配送は、運ぶ物が食品、飲料水、細かい雑貨や生活用品の場合は、4tトラックに台車(カートラ、かご台車)ごと積み込んで、台車ごと納品する方法が主流です。
【カートラ】
【かご台車】
以下の流れでとても楽な仕事です。
具体的に説明します。
物流センターで商品を積む
スーパーやチェーン店の店舗配送の場合は、基本的に物流センター内のスタッフがピッキングから荷作りまでの段取りを全て行ってくれます。
つまりドライバーは段取りされてある商品が入った台車をそのままトラックに押し出して積み込むだけです。
配送指示書にどの店舗に何台納品するのか書かれているので指示に従って納品します。
台車にはどの店舗の分なのか紙等が貼ってあるので、ドライバーは間違えない様に順番を考えて積む必要があります。
台車を積める数には上限があるので、納品件数は大体1件から6件位です。
全て積み込んだらラッシングベルトで固定します。
店舗に納品
店舗への納品は、ゲート(荷物をトラックに上げ下げする装置)を使用して台車ごと降ろしてそのまま納品します。店舗ごとに商品を置く場所は大体決まっているので覚えなければなりません。
【ゲート】
商品を置いたら大体のパターンとしては店員に納品書を渡して内容を確認してもらってから受領印またはサインをしてもらって受領書を受け取ります。
※受領書は無しという所も有り
そして前回使用した空の台車をゲートを使用してトラックに積み込みます。
空の台車が次の店舗に納品する時の邪魔にならない様に工夫して積み込む必要があります。
空台車を物流センターに降ろす
全ての店舗に納品したら、あとは空の台車をセンターに戻して終了です。
大体の所はセンターに戻ってから配送日報や受領書も一緒に提出します。
もちろん会社によっては日報の内容が異なりますが、大体は上記の内容を書く事が多いです。
スーパーやチェーン店のルート配送で確認しておきたい事
スーパーやチェーン店のルート配送は労働条件が店舗や会社によっては結構異なるので事前に確認しておきたい内容があります。
どの様な条件が楽なのか説明していきます。
出社時間について
出社時間は大体、深夜(11時から3時位)か早朝(4時から6時位)に分かれますが、はっきり言って早朝の方が体は楽です。
なのでなるべくなら出社時間が早朝の所を選んだ方が良いでしょう。
ただし深夜の方が給料が良い傾向もあります。
また中にはローテーションで出社時間が変わる所もあるので給料とのバランスを見ながら選ぶとよいでしょう。
配送ルートについて
ルート配送と言っても、配送ルートが担当制とローテーション制とランダム制の3種類があります。
仕事を覚えるという面では担当制が一番楽です。
ただし担当制は外れルート(遠すぎる、店員にクセがある、狭くて混んで納品しづらい等)を引くと大変です。また担当制は飽きっぽい人にも向いていません。
どのルートのタイプが自分に合っているか考えて選びましょう。
距離について
1つの物流センターで担当するスーパーやチェーン店の店舗は結構広範囲なので、当然センターから近い所から遠いところまであります。
近い店舗ばかりだと早く終わるので2回戦以上行わなければならない場合もありますし、遠すぎる店舗だと走行距離が長いので疲れますし拘束時間も長くなります。
私の経験上だと行き(センターから1件目の店舗まで)と帰り(最後の店舗からセンターまで)の移動時間が3時間以内に収まる様な距離(50km~100km位)が良いバランスです。
拘束時間として7時間から10時間位であればあまり疲れません。
常温か冷蔵・冷凍か
運ぶ物が食品の場合は常温か、冷蔵・冷凍かを確認しておいた方が良いです。
【保冷車】
常温の方があまり神経を使わなくて済みますが、夏の厚さが苦手と言う人には冷蔵・冷凍の方が良いという人もいます。
楽なルート配送のポイントは企業間配送
最後に楽なルート配送を選ぶポイントをまとめます。
楽なルート配送の仕事を探すのならポイントとして企業間のルート配送を探す事です。今まで紹介してきた「スーパーやチェーン店の店舗配送」ももちろん企業間のルート配送に含まれています。
企業間ルート配送が楽な仕事になりやすい理由としては以下の通りです。
以上の理由からドライバーの仕事の負担が少なくなりやすくなります。
そして具体例として以下の様な仕事を選ぶと楽なパターンが多いです。
ポイントとしては積み込み先と納品先がある程度大きな建物だと楽になる可能性が高くなります。
ルート配送の仕事を行うのならなるべく楽な仕事を選びましょう!
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