本記事では物流用語としてよく使われる「横持ち」について解説します。
横持ち(読み方:よこもち)とは、簡単に言うと拠点から拠点へ荷物を定期的に配送する事です。
拠点とは、工場、倉庫、物流センター、店舗等を指します。
横持ちのタイプとして
- 決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する
- 決まった拠点内で臨機応変に対応する
※「横持」と書かれる場合も有り
おそらく上記の内容だけではよく意味が分からないでしょう。
これから現役トラックドライバーである私が、実際に請けた事がある横持ちの仕事を具体例を挙げながら解説します。
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横持ち:決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する
ではまず横持ちの「決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する」タイプについて解説します。
私が請けた事のある仕事内容を紹介します。
拠点:大手運送会社⇔機器メーカー
仕事の手順
- 大手運送会社から荷物、空ロールボックス(かご台車)、空パレット等を積む
- 機器メーカーに1で積んだ物を降ろす
- 機器メーカーで出荷する物を積む(ロールボックスやパレットを使用するパターンが多い)
※たまに3で積んだ物の一部を空港に降ろす場合もある - 大手運送会社に3で積んだ物を降ろす
要するに大手運送会社と機器メーカーが契約をしていて、機器メーカーが出荷する物、または入荷する物を定期的に大手運送会社と行き来して配送する仕事です。
荷物を運ぶ時にはロールボックスやパレットを使用するので、まずは大手運送会社に空ロールボックスや空パレットを積む事からスタートしています。
横持ちの「決まった拠点に決まった時間帯に決まった回数配送する」タイプは、工場やメーカー等でよく利用されています。
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横持ち:決まった拠点内で臨機応変に対応する
次に横持ちの「決まった拠点内で臨機応変に対応する」タイプについて解説します。
実際に私が請けた例は、大手宅配会社の仕事です。
宅配便での横持ちを理解する為には、まず宅配便の流れを知る必要があります。
荷物の流れ
- 送り主が発送の手配
↓ - 送り主の最寄りの営業所
↓ - 送り主の最寄りの配送センター(ベース)
↓ - 届け先の最寄りの配送センター
↓ - 届け先の最寄りの営業所
↓ - 届け先に荷物が届く
横持ち:営業所⇔配送センター(2→3と4→5)
路線便:配送センター⇔配送センター(3→4)
※規模の大きい営業所が配送センター(ベース)の役割をしている場合も有り
つまり宅配便での横持ちと呼ばれる仕事は、営業所(小さな建物)と配送センター(大きな建物)の間を行き来して配送する仕事です。
- 配送センターから空ロールボックスや空クールボックスを積んで営業所に降ろす
- 営業所を数ヵ所回って荷物を積み、配送センターに荷物を降ろす
- 配送センターから複数の営業所分の荷物を積み、各営業所に降ろす
営業所はたくさんあるので、大体は担当する営業所が決められています。
荷物の量は、日や時期によって違ってくるので1回の配送で複数の営業所の荷物を積める事もあれば、1ヵ所だけで一杯になってしまう事もあり、決められた時間に決められた回数の配送を行うのは難しく、臨機応変に対応する事が多くなります。
縦持ちとは?
横持ちには、「横」という言葉が使用されているので、対異語となる「縦」という言葉が使われた「縦持ち」という言葉もあります。
最後になりますが、縦持ちについても解説します。
縦持ちとは同建物内で荷物を移動させる事です。
イメージしづらいと思うので縦持ちの例を挙げます。
- 同建物内で階の違うフロアにオフィスを引越し
- 同会社のビル内での部署を移転
- 工場等で生産工程毎にフロアを分けてる場合
つまり横持ちは異なる建物への荷物の配送で、縦持ちは同建物内での荷物の配送です。
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