「40歳以上からトラックの運転手になれますか？」という問いに対しては結論を先に言いますとなれます。
ただし持っている普通免許に「中型車は中型車（8t）に限る」、あるいは「準中型運転できる準中型車は準中型車（5t）に限る」と記載されている事が大前提となります。
40歳以上の方なら若いうちから普通免許を取ってから取り消しにならずに更新し続けた方なら免許証に「中型車は中型車（8t）に限る」と記載されている筈です。
中型（8t限定）の免許はトラックドライバーになる為にはかなり有効なので、むしろ多くの40歳以上の方は若い世代（現行の普通免許取得者）の方よりも有利だと言えるでしょう。
本記事では私自身が40代で4tトラックドライバーに未経験の状態からなれたので体験談を含めながら理由を説明していきます。
- 40歳以上で転職先がなかなか見つからなくて困っている方
- 未経験者でもトラックドライバーになれるかどうか不安に思っている方
上記の内容に当てはまる方は参考にして下さい。
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運送（物流）会社が40代をトラックドライバーとして歓迎する理由
40歳以上の転職となると業種によっては年齢だけで落とされる事も少なくありません。
ところがトラックドライバーを必要とする運送（物流）会社であれば人手不足の問題を抱えている為、40歳以上の方でも他の職種よりも間違いなく転職しやすい職種だと言えます。
ただし、一部の大手運送（物流）会社の場合は年齢制限を30代位までにしている所もあるので注意して下さい。
これから理由を説明していきます。
普通免許で4tトラックを運転する事が出来る
先述しましたが、トラックドライバーになる為には最低でも準中型免許以上はほぼ必須です。何故かと言うと物流に使用されているトラックは最大積載量が2t以上のトラックが主流となっているからです。
つまり現行の普通免許では2tトラックですら運転する事が出来ないので、若い世代の方（現行の普通免許取得者）が仮にトラックドライバーに転職したくなったとしても免許証というハードルがあります。（免許支援制度を取り入れている会社も有り）
トラックドライバーが人手不足となっている原因は普通免許で運転出来るトラックが限定されてしまったから、というのもあります。
40歳以上の方なら年代的に若い時に免許を取って更新し続けた方なら、免許証に「中型車は中型車（8t）に限る」と記載されています。
中型（8t限定）の免許について細かい事は割愛しますが、俗に言う「4tトラック」までなら運転する事が可能です。
4tトラックは物流業界では最も使用されているサイズです。
つまり会社側の視点で見ると・・・
40歳以上【中型（8t限定）免許取得者】
- 何もしなくて4tトラックドライバーとしても採用出来る
- 運転経験も長いから安心感がある
若い世代【現行の普通免許取得者】
- 最初は限られた車両を手配し、免許支援制度で余計に経費がかかる
- 戦力になるまで時間がかかる
- 運転経験が短いからやや不安
特に人手不足で即戦力が欲しいと考えている中小運送会社にとっては未経験者を採用するなら、若い世代より40歳以上の方が都合が良い訳です。
トラックドライバーの40代はまだ若い
40歳以上で転職をした事がある方なら経験した事がある方も多いと思いますが、業種によっては平均年齢が若くて場違い感を感じた事があるでしょう。
ところがトラックドライバーなら特に40代前半なら平均年齢よりも若干低めなので会社からはむしろ歓迎されます。
ちなみに「50歳以上からトラックの運転手になれますか？」という問いに対しても答えはイエスです。実際に50代の未経験者でもトラックドライバーデビューする人は普通にいます。
なのでトラックドライバーは他の職種よりも転職した時のジェネレーションギャップをあまり感じずに居心地の良い職種と言えます。
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40代未経験でトラックドライバーになった体験談と志望者に伝えたい事
ここからは実際に40代で未経験からトラックドライバーになった私が、経緯とトラックドライバーに転職を考えている方に伝えたい事を述べます。
採用までの経緯
私は今4tトラックドライバーですが、実を言うと最初は2tトラックドライバーとして志望していました。
- 4tトラックの運転は経験が無く2tトラックは経験があったから
- 4tトラックドライバーは経験者しか採らないと思い込んでいたから
上記の理由から2tトラックを募集している会社を志望してました。
体験談として2tトラックドライバーを募集している会社はやはり4tと比べると圧倒的に数が少なかったです。
限られた中で何社か条件が良さそうな所にネットで応募したところ、ある会社から「2tの募集は終わりましたが、4tならまだ募集していますけどどうですか？」と電話がかかり面接を受けて採用となりました。
実を言うともう1社内定をもらっていましたが、給与が4tの方が良かった事と会社の規模がそこそこ大き目でボーナスも有りという理由から、先に内定をもらっていた会社はお断りして後者の会社を選びました。
- 2tトラックよりも4tトラックの方が圧倒的に募集が多い
- 2tトラックよりも4tトラックの方が給与が高い
- 4tトラックの未経験者でも普通に採用してくれる
- 40歳以上であっても採用率が高い
トラックドライバーに転職を考えた理由
私がトラックドライバーになろうとした理由は以下の通りです。
- トラックドライバーならあまり人と関わらなそうだと感じたから
- 運転が好きだから
- 長く続けられそうな仕事を探していたから
前職では建築業でしたが人間関係でとても嫌な思いをして、かつ力仕事だったので肉体的にも長く続けられないと感じてトラックドライバーなら上記のイメージがあったので転職を決断しました。
トラックドライバーになった感想
トラックドライバーになった感想は以下の通りです。
- 会社内での人間関係が気楽
- 1人でいる時間の方が長いから気楽
- 1日があっという間
本当に仕事が自分に合わないと毎日の様に「明日仕事に行きたくない」と思うでしょう。
私の場合はトラックドライバーになってからまだ一度も「明日仕事に行きたくない」と思った事がありません。
つまりトラックドライバーはもちろん人によって合う合わないがありますが、合う人にとっては天職にもなりえる仕事です。
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まとめ
では最後にポイントをまとめます。
- トラックドライバーは人手不足問題から他の職種よりも採用されやすい
- 40歳以上でも中型（8t限定）免許取得者なら若い世代（現行の普通免許取得者）よりも転職に有利
- トラックドライバーなら40歳以上でも世代的な場違い感を感じる事は無い
- 4tトラックでも会社側は未経験者も受け入れてくれる
- 2tトラックよりも4tトラックの方が募集が多く給与も良い
- トラックドライバーは1人で気楽に行える仕事
トラックドライバーは40歳以上でも転職しやすく気楽な仕事なので興味がある方は応募しましょう！
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