トラックドライバーになるなら長距離ドライバーをやってみたいという方は多いでしょう。
ただし長距離ドライバーはトラックドライバーの中でもかなり過酷な部類に入るのでよく「長距離ドライバーはやめとけ」と言われがちです。
本記事では長距離ドライバーの経験がある知人から聞いた「長距離ドライバーはやめとけ」と言わる理由について説明していきます。
ちなみに私は地場ドライバーですが、長距離ドライバーをやっている人を尊敬しています。
本記事で一番伝えたい事は長距離ドライバーをやるなら生半可な気持ちでは長続きするのは難しいという事です。それでもやりたいと感じる方に向けて記事の後半では会社選びのポイントを紹介します。
長距離ドライバーをやろかうかどうか迷っている方は参考にして下さい。
長距離ドライバーはやめとけと言われる理由
これから「長距離ドライバーはやめとけ」と言われる理由について説明していきます。
個々について説明していきます。
眠気との戦いが大変
長距離ドライバーなら高速道路を走る事が多くなります。高速道路の場合、運転は楽になりますがかなり眠くなってしまいます。
日によっては運行スケジュールや体調によって満足に睡眠出来ない状態で長距離を走る場合もあるでしょう。睡眠不足の状態で高速道路を走ると眠気との戦いが大変になります。
地場ドライバーの私でさえも高速道路で眠くなって大変な場合があるので長距離ドライバーなら更に大変な事は容易に想像出来ます。
休憩所を探すのが大変
長距離ドライバーの場合は高速道路を走っている事が多いので休憩所はパーキングエリアやサービスエリアになる事が多いですが、時間帯によっては満車状態が多く停められる所がなかなか見つからなくて探すのが大変です。
よくパーキングエリア、サービスエリアの合流車線、あるいは敷地内の端でトラックが停めているのを見かけると思いますが、好き好んで停めている訳ではありません。
根本的にトラックの台数に対して休憩所の数が足りていないので起こる事です。
また大手になればさすがに駐車マス以外の所に停める訳にはいかないので休憩所を探すのが特に大変だと聞いた事があります。
拘束時間が長く、数日間家に帰れない
長距離ドライバーは日をまたいで納品先に行く事が多いので泊りがけ(車中泊が多い)になる事がしょっちゅうあります。
なので数日間家に帰れない事が結構ある事だけは受け入れなければなりません。
家族持ちの方の場合は夫婦仲が悪くなる可能性がありますし(逆に距離感があって上手くいくケースもありますが)、独身の方なら出会いがなかなか無くて婚期を逃す可能性があります。
トラックドライバーは全体的に拘束時間が長いという事で問題になっていますが特に問題になっているのは、ほぼ長距離ドライバーです。
経費がかかる
長距離ドライバーはトラックドライバーの中では高収入の分類に入りますが、泊りがけになる事が多いので経費がかなりかかってしまいます。
食費、シャワー代、日用品代等をかなり安く見積もったとしても1日当たり3,000円はかかるので仮に20日だとしても経費だけで60,000円もかかってしまいます。
長距離ドライバーになるなら収入に対して経費がどの位かかるのか予め知っておいた方がよいでしょう。
腰痛のリスクが高い
トラックドライバーは全体的に腰痛になるリスクがありますが、長距離ドライバーは特に高い傾向があります。
1日10時間以上ほぼ同じ姿勢になり、かつ揺れるので腰に負担がかかってしまいます。
実際に地場ドライバーの時は大丈夫だったけど、長距離ドライバーになってから腰痛持ちになったという人もいるそうです。
長距離ドライバーを辞めた理由で多いのは?
ここまでは「やめとけ」と言われる理由についてまとめましたが、それらを踏まえて実際に辞めた人の中で多い理由は以下の3つです。
個々について説明します。
体調が悪くなったから
長距離ドライバーをやってから体調を崩す方は決して少なくありません。
仕事そのものは好きでも、体がついてこれずに辞めていく方は結構います。
思ったよりも稼げなかったから
長距離ドライバーはトラックドライバーの中では収入は良い方ですが、やはり先述した様に経費(食事代、シャワー代、日用品代)がかなりかかってしまいます。
特に「稼ぎたいから」という理由から長距離ドライバーになった方は、思ってたよりも経費がかかって結局手元に残るお金が地場ドライバーとあまり変わらない、むしろ地場ドライバーよりも少なくなってしまったから辞めたという方は結構います。
実際にサービスエリア等の食堂もかなり値上がりしていますし、コンビニ弁当やカップラーメン等もかなり値上がりしているので、ある程度お腹を満たすなら、1回の食事だけでも軽く1,000円を超えてしまう事は頷けるでしょう。
プライベートでの予定が立てられなかったから
長距離ドライバーはもちろん会社にもよりますが、納品先に行ってから次の仕事があるまで身動きとれずに待機しなければならないという事もあります。
なのでプライベートの予定がとても立てづらいというデメリットがあります。
特に家庭持ちの方だと、家族行事がなかなか行えないので長距離ドライバーを家族から反対されて辞めたという方も決して少なくありません。
長距離ドライバーになるなら会社選びが超重要
長距離ドライバーというくくりの中でも入る会社によっては待遇面でかなり差が出ます。
会社選びのポイントとして特に重要なのは、元請の仕事が多いか少ないかにかかっています。
多重下請けの下流に行くほど運賃が安くなるので、そのしわ寄せがドライバーに来てしまいます。
なので会社を選ぶ時にはいかに元請の仕事の割合が高いかが重要です。
まとめ
では最後にポイントをまとめます。
長距離ドライーバーをやるなら予め、本記事で挙げた内容を受け入れておきましょう!
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